学校紹介

学校長挨拶

「芸は人なり」
これは名古屋綜合美容専門学校、創始者である髙岡千代が遺した言葉です。
さまざまな美容技術を習得する前にまずは人間を磨くこと。どんなに素敵な技術が身についても、人間ができていなければ決して美容で人を幸せにすることはできません。
たとえ逆に不器用でなかなか技術の習得が達成できない人間であっても、笑顔が素敵であるとか、挨拶だけは完璧であるとか、掃除は人に負けないとか、どんな些細なことであっても他人より一つ芸が秀でていることはとても素晴らしいことです。
また他人を美しくすることは同時に自分自身を内面からも美しくしておく必要があり、そういった意味でも人間を磨く必要があると生徒たちには伝えています。

名古屋綜合美容専門学校では短所を直す教育ではなく、長所を見つけ出し、個性を伸ばす教育を実施しています。学校の創立当初より教職員には常に生徒に寄り添うことを求めており、上から一律的な教育を施すことはせず、生徒の成長度合いにあわせた教育を求めています。わかりやすい言葉で言い換えれば、落ちこぼれを決してつくらないということです。美容専門学校には実技と筆記があり両方が最初から優秀な生徒はそれほど多くありません。生徒からの技術相談などに徹底的に寄り添ってサポートしている専門学校であると思っております。

最後に名古屋綜合美容専門学校における学費は安く設定しています。これは「費用はできるだけ安く個性的な美容人を輩出する」という学校創立時からの願いが現在でも継続されていて、30年間値上げしていません。昨今では学費を高く設定している美容学校も散見されますが、消費税がさらに値上げしたとしても現状の金額設定を変えるつもりはありません。
また、奨学金を利用して進学する生徒が年々多くなっていると言われています。その中で名古屋綜合美容専門学校の在校生の奨学金利用率は、ここ数年10%~20%未満とたいへん低いものでした。ほとんどの奨学金は卒業後に返済する義務があります。多額の奨学金を利用することなく学費をまかなえるなら、それに越したことはありません。在学時の学費や将来の返済についての不安を軽減し、美容の勉強に集中したい人に選んでもらえる学校でありたいと思っています。現状の学費を維持したうえで、個性的な美容人を輩出していきたいです。

学校長 髙岡 聡和